江の島 恵比寿屋
ちょっとお休みができて小旅行。
江ノ島の方に来てみました。
もう秋も終わり、冬と言っていい季節でしたが寒くはなくて、江ノ島の海を眺めてるだけでリフレッシュできましたよ。
そんな今日は、居酒屋レビューではなく、旅館の夕食レビュー。
江の島にある「恵比寿屋」さんにレッツゴー٩( ᐛ )و
場所と雰囲気
場所は江の島の入口に建つ青銅の鳥居をくぐり、1分もしないうちにあります。弁天橋を渡っている途中からも「えびすや」の文字が見えるのでわかりやすいですね。
入り口は、江島神社までの参道沿いに面していて、江ノ島観光するにはとてもいい立地。
参道は賑わっていても、旅館の門をくぐると一気に静かなで厳かな雰囲気になるのは不思議。創業3百年以上の老舗だけあって、伝統ある旅館の風格を感じます。
お部屋とお風呂
泊まったお部屋は、本館の「亀」の間。宿泊する2日前に急遽予約したので、お部屋自体は期待してなかったのですが、この景色には感動!
じつは、前に泊まった時も亀の間でした。窓から江ノ島の海を一望できるのが、この旅館の売りです。
ちなみに隣には鶴の間があるので、角部屋ではないんですよ。建物が階段状(?)にできているので、角部屋ではなくてもこのような景色が楽しめるような造りになっています。
外から見ると、こんな感じ。
お部屋は純和風。
私が泊まった部屋は本館(新館もあります)なので正直なところ古い印象は否めません。部屋自体は綺麗ですが入り口が鉄の扉だったり、浴衣が入っている棚の扉がギコギコいったりと、わたしは気にしませんが過度な期待をもっていると、そういった部分が気になってしまうかもしれませんね。
部屋についているトイレやユニットバスはとても普通です。(綺麗に清掃はされています)
でも、やっぱり私はこの景色が見れるだけでも大満足!何もせず海を見ながら、ただ海の満ち干きを眺め静かな時間を過ごすのは贅沢ですよ。
お風呂(男湯)はこんな感じ。
こじんまりしてますが、江ノ島の海を一望できます。(女湯は、囲いがしてあって、海がそんなにみえないそうです)
夕食
さて、この旅館の名前は「御料理旅館 恵比寿屋」。
そう!なんといってもお料理が美味しいのです!
わたしたちが予約したのは「江の島名物さざえ壺焼付磯会席プラン」というもの。夕飯も朝食もお部屋でいただくスタイル。
仲居さんがおしぼりや箸やグラス、お品書きをセッティングしてくれて、いよいよお料理スタート!!
まずは、《先付け》《前菜》《お造り》そして《サザエの壷焼き》が並びます。
《先付け》しらすの琥珀寄せ
江ノ島 名物しらすを出汁のゼリーで固めたもの。見た目も綺麗で出汁とシラスの静かな味わいが愉しめました。
《前菜》は右手から
けいろう
湯葉八幡巻
松葉柿
煎り銀杏
手毬寿司
カボス羊羹
私はこの前菜を結構楽しみにしてるんです。ちょっとずつ季節の味をいろいろ愉しめるのはとっても贅沢。
湯葉八幡巻は柔らかく煮たごぼうがたっぷりの湯葉で巻かれています。カボス羊羹は、もちろん甘いんですが、カボスの酸味がちゃんとあって、口の中が爽やかになるんです。ほんとにどれも美味しかった。
《お造り》
鮪、勘八、鯵、焼霜かます、赤貝
お刺身も楽しみにしてましたよ。とくに鯵と焼霜かますがどちらも脂がのってて美味しかったなー。やっぱりかますと言ったら皮付きですよね。久々に食べられてよかった!
そして《サザエの壷焼き》
プラン名にもなっている一品。フタをあけると磯の香りが漂ってきます。
中はこんな感じ。
細かく切られたサザエとわかめがぎっしり。コリコリ食感で日本酒が飲みたくなっちゃいます。
さて、このあと出てきたのがこの《煮物》と《蒸物》
フタをぱかぁー。
こちらが《煮物》
綺麗ですね。野菜の甘い香りが漂います。すだれ麩は独特の形状ですが高野豆腐にも似ているお味。出汁をよく吸っていて、噛むとじゅわーと口の中に広がります。
こちらは、かぼちゃ。
葉っぱの切り込みが綺麗でぱっとこの椀が華やかなものになりますよね。
《蒸物》は、金目鯛の養老蒸しという品。
写真からはわかりずらいですが、金目鯛の上にすりおろして蒸した山芋がのかっている二段構造になっています。山芋と金目鯛というとてもシンプルな味わいですが、菊花餡もかかってなんだかホッとする一品。いや~、ほんと贅沢!
さて、まだまだ出てきますよ。
小食の私ですが、なんだかまだまだ食べられます。
続いては《焼物》《揚物》《変わり酢の物》
《焼物》は、秋刀魚の塩麹焼。《揚物》にはえびの他に、穴子けんちん巻き、舞茸。《変わり酢の物》は、冷しゃぶです。
冷しゃぶで、口の中がスッキリしたら、ついにシメが登場。
フタをぱかぁ〜
《飯》は栗ご飯。秋の味覚をどこまでも楽しませてくれますね。
《お椀》は松茸のお吸い物です。ゴロッとした松茸の他に、恵比寿屋と切り抜かれた扇昆布。練り物に見えるのは萩真薯で小豆がはいっています。とっても綺麗なお吸い物で、松茸はいい香りでした。
最後に《甘味》として、ブルーベリープリンです。
ぱかぁ〜
なんか顔みたいだね!
ねっ!
ブルーベリープリンは、甘いんだけどさっぱり。写真で見るより、量は少なくて一気に食べれます。
さて、これで夕食は終了です。普段なら食べれない量なのに、なんだかパクパクと食べれてしまうのが不思議。
さすがに満腹になりました。
でも、夕食を食べ終わった直後から、明日の朝食が楽しみになってる私。
なんか「朝食楽しみだなー」って思いながら寝るのって幸せですよね。
朝食
っということで、朝食です。
和定食に朝からテンションがあがりますね。
鯵の一夜干しに
イカの刺身やかまぼこ、しらす、磯乗り、卵焼き
里芋の煮物に
漬物
あとは海苔やフルーツがあります。
特段変わったものはありませんが、どれも美味しくて、昨日あれだけ食べたのに、白飯もおかわりしてきっちり食べちゃいましたよ。
まとめ
今回は「江ノ島名物さざえの壺焼き磯会席」というプラン名で本館海側和室10畳に泊まりました。お値段は2人で34000円。
この旅館、本当に食事が美味しくて、しかも季節のお料理を堪能できるのがとてもいい。
ちょっと施設的に古い部分もあったりしますが、海を眺めて、美味しいお料理を食べて、ゆっくりした時間を過ごせるのはとっても贅沢。
親への感謝のプレゼントや、敬老の日のプレゼントとして利用するのもいいのではないでしょうか。
っということで、きょうは旅館の夕食/朝食レポでした。
旅館情報(予約・地図)